挿絵本の妖精たちは長い間、人々の手の中で愛されてきました。現代のようにマンガやアニメもなかった時代、お伽話に添えられて美しい挿絵を見た読者たちは物語の世界に引き込まれ、まるで手のひらに妖精の国が現れたように感じていたに違いありません。
 展示作品をご覧いただくと、一口に「妖精挿絵本」といっても、雑誌『パンチ』の挿絵画家として知られるリチャード・ドイルからアーサー・ラッカムまで、画風も色彩も多種多様であることがおわかりいただけるかと思います。
 今回は収蔵品の他に特別に井村君江氏が英国での研究時代に収集したチャップブック(呼び売り商人―チャップマン―が売っていた廉価本)も展示いたします。

開催概要

会期  2012年7月21日(土)~9月1日(土) 

会場  うつのみや妖精ミュージアム

観覧料 無料

主催  宇都宮市教育委員会

協力  有限会社レベル

    shipton

お問い合わせ うつのみゃ妖精ミュージアム TEL028-616-1