平成26年度
うつのみや妖精ミュージアム企画展

「八木良太 個展 Second Sight―世界の透視法」
2014.7.21(月・祝)-9.15(月・祝)

   

うつのみや妖精ミュージアムでは、妖精をテーマに毎年企画展を開催してきました。これまでは人々の想像力を掻き立てるような美しい妖精たちを描いた絵画や人形など、妖精そのものを表現した“妖精が見えている”展示会でした。
 本展では大きく趣向を変え、“妖精が見えない”展示をします。妖精たちは最後まではっきりとした姿を現さず、作品を体験しながら妖精の存在を感じ取ってもらいます。

 タイトルのSecond Sight(セカンドサイト)とは“第二の視力”という意味で、妖精を見る能力のことを指しています。この能力がなくても、ふとした瞬間に不思議な感覚にとらわれることがあるように、誰にでも妖精の存在を感じることができます。

 しかしながら、ある一定の条件を満たさない限り、その姿を見ることはできないといわれています。(※)例えば、四つ葉のクローバーを頭に乗せ呪文を唱えたり、Fairy Ointment(フェアリーオイントメント。妖精の塗り薬)をまぶたに塗ったりするなど、魔法の助けを借りれば見えるようになるといわれています。
 その他の方法としては、Second Sightを持つ人と接触することが挙げられます。

 そこで、本展では「普段は意識されない事象」をテーマに作品を制作している新進気鋭の現代アーティスト・八木良太のSecond Sightを借りて“妖精を見ること”を表現します。
 立体、映像、インスタレーションなどの作品を体験しながら、妖精たちをそっと探してみましょう。

開催概要

会期  2014年7月21日(月・祝)~9月15日(月・祝) 午前10時~午後8時 

会場  うつのみや妖精ミュージアム・市民ギャラリー(うつのみや表参道スクエア5階 宇都宮市民プラザ内)

    住所:〒320-0026 栃木県宇都宮市馬場通り4-1-1

観覧料 無料

主催  宇都宮市教育委員会

後援  NPO法人宇都宮中心商店街活性化委員会

お問い合わせ うつのみゃ妖精ミュージアム TEL028-616-1573

 

八木良太氏プロフィール

八木良太Lyota Yagi

1980年愛媛県に生まれる 現在京都府在住
京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科卒業
京都市立芸術大学 大学院美術研究科博士課程 単位取得済満期退学
2010年ACC(Asian Cultural Council)の助成によりニューヨークに半年滞在

■近年の主な展覧会

2014年
「phono/graph」ギンザ・グラフィック・ギャラリー東京
「日常/オフレコ」神奈川芸術劇場(KAAT)神奈川

2013年
「Time Parallax」無人島プロダクション東京
「trans×form ─ かたちをこえる」国際芸術センター青森(ACAC)青森

2012年
「Stepping Stone 未来の選択のための今ここにつくる実験場所」小山市立車屋美術館栃木
「東京アートミーティング[第3回]/アートと音楽 -新たな共感覚をもとめて」東京都現代美術館東京

2011年
「ヨコハマトリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR」横浜美術館神奈川

イベントはすべて無料で参加できます。また、申込みは不要です。

企画展関連イベント

■オープニングトーク
日時7月21日(月・祝)午後2時~3 時
会場うつのみや妖精ミュージアム内ライブラリーコーナー
内容井村君江名誉館長による、企画展に関連したお話
定員当日先着30名

■現代音楽コンサート
日時7月27日(日)午後2時~3時
会場市民ギャラリー
出演ふゆうか(おもちゃ楽器ユニット)
定員当日先着20名

■アーティスト・トーク
日時8月9日(土)午後2時~3時
会場市民ギャラリー
内容八木良太氏(アーティスト)による企画展出展作品に関するトーク
定員当日先着30名

■子ども向け見学ツアー
日時8月10日(日)、24日(日)各回午後2時~2時30分
会場うつのみや妖精ミュージアム
内容ミニクイズなどを交えながら一緒に作品を体験します
     (※大人の方も参加できます)
定員各回当日先着20名

■学芸員によるギャラリー・ツアー
日時8月16日(土)、9月13日(土)各回午後2時~2時30分
会場うつのみや妖精ミュージアム
内容作品を体験しながらアートの世界を探検します
定員各回当日先着20名