旅と冒険の夏が帰ってきました。この夏、うつのみや妖精ミュージアムでは、宇都宮市を中心に活躍するイラストレーター・たまねぎ図書さんの作品展を開催いたします。
たまねぎ図書さんの作品は、空想的なユーモアとナンセンス、そして優しくあたたかな眼差しであふれています。思わずクスリと笑いを誘う遊び心やユーモラスで不思議な生き物たち、自由自在な発想が、私たちを空想の旅へと誘ってくれるのです。さらによくよく目をこらし、心を自由にして作品を見てみると、さまざまな線やかたち、色が見えてくることに気がつくでしょう。たまねぎ図書さんの作品は、見る人の数だけ多様な物語が生まれてきそうな、楽しく豊かな可能性に満ちています。
本展覧会では、新作を含む30点ほどの作品を展示いたします。荷物も切符もいらない、自由な「空想紀行」を心ゆくまでお楽しみください。
会 期 2023年7月29日(土)~9月3日(日) 会 場 うつのみや妖精ミュージアム 市民ギャラリー(うつのみや表参道スクエア5階 宇都宮市民プラザ内)〒320-0026 栃木県宇都宮市馬場通り4-1-1開館時間 午前9時~午後7時 観覧料 無料 主催 宇都宮市教育委員会 お問い合わせ うつのみや妖精ミュージアム TEL:028-616-1573
たまねぎ図書●1977年福島県石川郡生まれ。「絵本のような空想画」の制作を目的に、架空の書店をイメージしたペンネームで、1998年か ら活動を開始する。 ”たまねぎ”は一人暮らしを始めた頃、水栽培をしていだたまねぎ”を形に残そうとした想いによる。 2015年から宇都宮市在住。主に大谷町で活動を行っている。
●パンクロックバンドMOLMOTT、ミュージシャンのトクマルシューゴのアートワーク制作のほか、 トクマルシューゴ主催音楽フェス「TONOFON FESTIVAL」のメインビジュアルを担当。 大谷町OHYA BASE のリーフレットの挿絵、タウン情報誌monmiya で連載された大谷町特集ページ「ROCK'ON OHYA」の扉絵を担当。都内のアートフェスに多数出展したほか、個展も多数開催している。 ●主な作品は、紅茶に浸した画用紙に、コンテチョークと水彩で制作をしている。 この他にもアクリル絵の具をペインティングナイフのみで着色した「山の絵」、 部屋の中で揃えられる画材として、段ボールと油性ペンで制作したドローイング作品「マウンテンランニ ング」シリーズ、 手のひらサイズの手製本「口の中のジョーノ」一枚の用紙で作る一枚本「歯のおばけ」など、様々な手法で精力的に世界観を表現している。