平成23年度
うつのみや妖精ミュージアム企画展
妖精人形三人展
- 戸田和子 - よねや まりゅう - 若月まり子 -
三人の作家は妖精をどう感じ表現したのか? 当館初となる“三人”の作家による企画展
■ 開催概要
会期 2011年7月24日(日)~8月31日(水)
会場 無料
主催 宇都宮市教育委員会
協力 Cazuko Art、りゅう工房、アトリエ・ラ・リュンス
■ 出展作家プロフィール
◆戸田 和子
栃木県出身。青山学院女子短期大学卒業後、日本創作人形学院にて人形制作を学ぶ。
彫刻家熊谷博氏に指示「Prevision(予期)」がS.N.B.A.展Prix Sasakawa-SNBA2004を受賞。サン・ブリッソン シュル ロワール(フランス)欧州現代芸術サロン展ロワール県議会賞受賞。ほかNYでの個展、バルセロナ・ビエンナーレへ招待出展するなど、国内外にファンが多い。妖艶で魅惑的な妖精たちは今にも動き出しそうな生命感をおびている。
現在、日本創作人形学院本部教授。国際現代美術家協会常任理事・審査員を務める。
◆よねやま りゅう
山梨県出身。創形美術学校(造形課)中退。
フリーで博物館、遊園地等のディスプレイや映画美術など造形関係の仕事をする傍ら創作活動を続け、1982年クレヴォーグ第1回創作人形コンクールで次席。1984年第1回日本オブジェ展入選。1990年美術造形工房・有限会社オッドアイを設立。
自身の生み出す妖精たちは独自の世界観を体現し、見る者の心を惹きつけてやまない。
◆若月まり子
愛知県出身。エコール・ド・シモンにて四谷シモンに人形制作を学ぶ。
1983年に現在のエルフィン・フローリー(小型の妖精人形)の元となる小型の妖精を制作。1998年東京・大丸ミュージアムにて開かれた「妖精の世界展」に90体におよぶ妖精人形で構成したジオラマ〈夏の夜の夢〉等身大球体関節による桐塑・石塑人形の〈廃墟と庭園の妖精〉を制作出品。
うつのみや妖精ミュージアムオープニング記念企画展「若月まり子展~野の花の妖精たち~」では、8000人を超える入場者数を記録した。
優美で美しい人形たちは、今にも動き出しそうな生命感をおびている。