妖精ミュージアムについて

 「うつのみや妖精ミュージアム」は,本市出身でわが国の妖精研究の第一人者である井村君江氏から寄贈を受けた1万点を超える絵画や学術書などの貴重な妖精関係資料と,本市出身の実業家齋藤文男氏から寄贈を受けた陶磁器や絵画などの妖精関係作品をもとに,平成19年7月にオープンしました。

「魅力的で夢育む都市 宇都宮」の実現を目指し,妖精資料や妖精を主題に教育や生涯学習,文化芸術の振興、まちづくりの拠点として、妖精のまちを発信し続けています。

 妖精は,現代において,児童文学や絵本,映画,アニメ,音楽,演劇,バレエなどの様々な分野で取り上げられ,子どもから大人まで幅広く親しまれています。また,妖精は私たちの心を癒し,ふるさとへの郷愁を誘い,自然環境や伝統・文化の大切さを再認識させてくれるとともに,先祖をうやまい,家族を大切にし,友達はもちろんのこと自分自身をもっと大切にしようとする,やさしい心や豊かな情操と想像力をはぐくみ,親子のふれあいを深めてくれる存在になるものと期待しております。

 ご来館の皆様には,どうぞ当ミュージアムの趣旨をご理解の上,心ゆくまで,華麗で繊細な妖精の世界をお楽しみいただければ幸いです。


最後になりますが,井村,齋藤両氏のご厚意に深く感謝申し上げるとともに,「うつのみや妖精ミュージアム」の開館にあたりご支援・ご協力をいただきました関係各位に心から御礼申し上げます。